若者の思いをカタチにしていく

 社会情勢が目まぐるしく変化する現代を生きる若者には、課題発見・解決能力を獲得することが必要とされています。そのため、小学生から大学生までの幅広い年齢層に対して多様な学びを提供すること、また、自分の意見や思いを具現化する力の必要性が叫ばれるようになってきていますが、実際に自分の思いをカタチにできる若者はまだまだ少ないのではないかと思います。ネクジェネではそんな若者たちが自分の思いをカタチにできるよう、学習の機会に恵まれない子どもたちへの学習支援活動や、高校生・大学生が実践的な学びを得られる場の提供をはじめ、様々な活動に取り組んでいます。

代表挨拶

 理事長 小高 広大(23)

 当法人のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。特定非営利活動法人Next Generation 理事長の小高広大(こだかこうだい)です。
 私たちネクジェネは、2016年11月に高校生理事6名によるNPO法人として発足いたしました。設立直後から学習の機会に恵まれない子どもたちへの学習支援活動や大学生などの若者が地域や自分の将来について考えるイベントなどを行なっており、近年では感染症拡大防止の観点から特に少人数による支援活動に力を注いでいます。
 2021年5月には前橋市より高校生のための学習スペースの管理業務を受託し、毎日約100人近くの高校生に施設を利用していただいております。また、学習支援事業においては、公益財団法人ベネッセこども基金や群馬県赤い羽根共同募金会からご支援を受け、学習機会に恵まれない子どもたちに対する学習機会の提供を行なっております。
 これらの活動は全て、若者が中心となって企画・運営しており、様々な社会問題に対して新しい視点を持って取り組んでいます。これからも若者が主体者となって事業に取り組んでいくことで、社会をより良くするために貢献していきたいと考えております。

歩み

2016年11月 高校生理事6名によるNPO法人として発足
・学習の機会に恵まれない子どもたちへの学習支援活動の開始
・高校生、大学生などの若者が地域や自分の将来について考えるイベントの実施
2019年9月  前橋市中心商店街内に若者向けフリースペースを開所
・拠点を持った定常的な活動のスタート
・学習や作業、交流を目的とした若者への居場所の提供
・活動の場を求める若者へのボランティア情報の提供
2020年8月  個別学習支援事業開始
・集団での学習会と比べ、よりきめ細やかな支援を実現する学習支援事業の開始
2021年5月 前橋市高校生学習室の運営受託
・高校生が利用できる自主的な学びの場の提供
・高校生向けのボランティアやイベント情報の発信、利用者交流イベントの開催

今後の展望

 多くの困難を抱えながら現代を生きる若者を支援していくためには、若者が自分よりもさらに若い子を支援していく流れの構築が必要です。若者が主体的に活躍できる場を充実させていくこと、また、それぞれが興味を持ったことに挑戦できる環境を整えることが若者による支援の輪を拡大させることに繋がると思います。今後も新たな取り組みを積極的に取り入れ、若者が若者を支援する新たなムーブメントを起こす風を作っていきたいと考えています。